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心理療法について述べよ。

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  • by みん

内容説明 コメント(0件)

心理療法について述べよ。

 心理療法は、クライエントの症状のみに注目するのではなく、常にクライエントとの関連性を考慮し、クライエントが自分の力で問題解決へと努力してゆくことを援助することである。端的にいえば、治療者が「治す」のではなくて、クライエントが「治る」のである。すなわち、治療の根本をクライエントの自己治癒力に頼っていると言っても良い。これには、人は本来、心の内部に自己を治癒する力を持っているとする人間信頼が前提にあるが、その力が働きだすためには、クライエントが意識の一面的な統制力を弱め自己の内面的なものに向かう必要がある。治療者が、クライエントの語るところに熱心に耳を傾け、彼の内面から生じてくるものを何であれそのまま受け入れるという態度を取り続けるなど、クライエントにとって“自由にして保護された”空間が保障されるとき、そのことは可能になるのである。こうした自己治癒力は、したがって、個人の意識の一面性や歪みを保障し、それを成長へと向かわしめるような蛍光がその人の心の内部に高まってくるという意味において、「自己実現の傾向」という風に捉えることもできる。心理療法が成長モデルに方

資料の原本内容

   心理療法について述べよ。
 心理療法は、クライエントの症状のみに注目するのではなく、常にクライエントとの関連性を考慮し、クライエントが自分の力で問題解決へと努力してゆくことを援助することである。端的にいえば、治療者が「治す」のではなくて、クライエントが「治る」のである。すなわち、治療の根本をクライエントの自己治癒力に頼っていると言っても良い。これには、人は本来、心の内部に自己を治癒する力を持っているとする人間信頼が前提にあるが、その力が働きだすためには、クライエントが意識の一面的な統制力を弱め自己の内面的なものに向かう必要がある。治療者が、クライエントの語るところに熱心に耳を傾け、彼の内面から生じてくるものを何であれそのまま受け入れるという態度を取り続けるなど、クライエントにとって“自由にして保護された”空間が保障されるとき、そのことは可能になるのである。こうした自己治癒力は、したがって、個人の意識の一面性や歪みを保障し、それを成長へと向かわしめるような蛍光がその人の心の内部に高まってくるという意味において、「自己実現の傾向」という風に捉えることもできる。心理療法が成長モデルに方...