【近畿短大通信】読書と豊かな人間性
学校種と学年を限定し、また、児童(もしくは生徒)の特徴に応じた「学校図書館を活用した児童・生徒の読書を推進させるための活動案」を考え、提案しなさい。
オリジナルで主体的かつ具体的な提案をおこなうこと。
1.はじめに
近年、子どもたちの読書離れは深刻な課題として指摘されている。特に中学生になると、学習内容の高度化や部活動、デジタル機器の普及などの影響により、読書時間が減少する傾向が顕著である。このような状況の中で、学校図書館には、単なる資料提供の場にとどまらず、児童・生徒の主体的な学びや読書意欲を喚起する教育的機能が求められている。
このレポートでは、中学校1年生を対象として、生徒の発達段階や興味関心を踏まえた上で、学校図書館を活用した読書推進活動案を提案する。特に、「読むこと」を目的化するのではなく、「表現し、共有すること」を通して結果的に読書量や質の向上を図る実践として、ブックトレーラー制作活動を中心に記載します。
2.対象学年と生徒の実態
中学1年生は、小学校から中学校への環境の変化により、学習面・生活面ともに大きな転換期にある。この時期...