検索ワード入力
menu

知覚・認知心理学Ⅰ 第2課題第2設題 評価S

  • 会員330円l非会員396円
  • Microsoft® Office Word
  • ページ数5閲覧数493
    ダウンロード数1
  • by ニャンポコ

内容説明 コメント(0件)

ヒューマンエラーの原因について、認知心理学の立場から体系的に説明せよ。この時に、対象としているエラーの具体例を日常生活の中から適宜挙げながら論述すること。

資料の原本内容

 ②本稿は、ヒューマンエラーの原因について認知心理学の立場から体系的に説明する。
ヒューマンエラーは一般に「期待を逸脱した人間の誤った行動」をさす。ファミレスで間違った料理が届くことはヒューマンエラーの一種である。配膳間違いが起こる要因として、ウェイターが卓の配置を覚えていないこと、卓番号の表示がわかりにくいこと、伝票が適切に管理されていないこと、ウェイターが役割分担していないことなどが考えられる。このファミレスでは、注文情報の管理方法を紙からデジタルに変更した結果、配膳した料理とそうでない料理が区別しやすくなり、料理の運び間違いが減少した。このようにヒューマンエラーの原因は人だけでなく、社会システムや機械やものなど、人を取り巻く環境とそれらの関係性の中にも存在する。
ヒューマンエラーは発生要因の観点からミステイク、スリップ、ラプスの3つに分類できる。行為の過程は意図形成段階と、それを実行に移す段階の2つにおおまかに分けられる。意図形成段階で起こるエラーをミステイクとよび、行為を実行する段階で起こるエラーをスリップとよぶ。また行為を実行する段階で生じるが、行為として表に出てこないエラー...