理想の看護師像
私が考える理想の看護師像は患者さんに寄り添うことができる看護師だと考える。つまり、患者さんに寄り添うということは、手術などを控えている患者さんの話をじっくりと聞き、手術前の不安な気持ちを受け止めようと理解しようとすることで患者さんが前向きに治療に向き合うことができるよう手助けすることだと考える。
手術室看護師として外回り看護師を勤めた際、指導者看護師が脊椎麻酔を受ける患者さんA氏は年齢が45歳、性別は男性、そけいヘルニアの疾患で一ヶ月後に手術を受ける予定だった。
指導者看護師が脊椎麻酔を受けるA氏にタッチングを行い、「困ったことがあればすぐに声をかけてくださいね」などの優しい声かけを頻繁に行った。そして、安心したA氏が「実は骨髄穿刺を行なった経験がありその時にとても痛い思いをしたのでこの体勢が怖い」という発言がでた。しかし、術前カルテに情報はなくA氏が手術室に来て初めて骨髄穿刺を行なった経験やそこで痛い思いをしたことがあることを知った。そこで、「何かする前には必ずお声がけしますよ。」という指導者看護師の声かけをすることによってA氏の表情が和らぎ、安堵していた。
患者さん...