法学（科目コードB11500）課題１
横書解答
　法令の形式的効力について説明しなさい。

〈ポイント〉
　国法秩序，国法体系，法の段階的構造・法段階説（ケルゼン，メルケル）といわれることもある。法令には，さまざまな名称のものがあるが，それが各々どのようなものであるのかについて簡潔に説明したうえで，その相互関係について説明すること。
〈キーワード〉
　形式的効力同位　規定事項による区別　後法優位の原則　特別法優位の原則（一般法と特別法）　その他（上乗せ・横出し条例の合憲性など）

法令が形式的効力を持つためには、法令の作成手続きが適切に行われたことが必要である。そして、形式的効力を持つ法令は、同位の法令と比較して優越する。このような規定事項による区別が行われることで、法令の効力について明確な基準が確立されている。

また、法令の後法優位の原則が存在する。これは、同一事象について、後に制定された法令が優先されるという原則である。しかし、この原則には例外があり、特別法優位の原則が存在する。この原則は、特別な法令が一般的な法令よりも優先されるという原則である。これは、一般法令が特別法令に矛盾...

• 【日大通信】法学　2023年～2025年（科目コードB11500）課題1　別回答版