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中央大学通信2020年環境法第1課題 [評価A]

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資料の原本内容

中央大学法学部通信教育課程
Word 用レポート原稿用紙(ダウンロード用)
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201904-1
1. 背景
1960 年代の高度経済成長期に 重化学工業の企業による公害が局地的に深刻化した。本件は、
三重県四日市の石油化学コンビナートの複数企業から排出された硫黄酸化物による大気汚
染によって、周辺住民が喘息など呼吸器系の疾患に罹患したものであり、この点が工場排
水を原因とした水俣病などの他の訴訟と異なる。
2. 判決の概要
公害訴訟の原点ともいえる四大公害訴訟に共通した特徴として、通常の民事訴訟事件とは
異なり、加害者(大企業)と被害者(住民)の間に階層的な格差が存在するため、証明責
任を負う被害者、つまり原告住民の立証活動等に多くの困難を生じさせるものとなった点
が挙げられる。被害者側は立証活動を行うための十分な科学的知識と資力を欠く一方、通
常加害者側はそれらを十分に持ち合わせており、また、事件の性質上、立証に必要とされ
る証拠のほとんどが被害者側でなく加害者側に偏在していた。このように当事者間の実質
的不平等が大きい事件では、通常の形式的な手続保障のみでは..