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慶應義塾大学法学部(通信)合格レポート 刑法総論

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慶應義塾大学法学部(通信)合格レポート 刑法総論
課題概要:
「正当防衛・因果関係・事実の錯誤・共同正犯・未必の故意」
甲の罪責:Aに対する傷害罪
     Aに対する過失致死罪(乙と共同正犯)
乙の罪責:Aに対する殺人罪

参考資料としてご利用ください。

資料の原本内容

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刑法総論
1.甲の罪責
(1)「暴行」とは不法な有形力の行使をいう。本件の甲によるAの頭部を軽く殴
打する行為は不法な有形力の行使であり、甲には暴行罪(刑法 208 条。以下、刑
法は条数のみを引用した)が成立する。
(2)「傷害」とは生理的機能を障害することをいう。これには「暴行」により傷
害結果を生じさせた場合が含まれる。なぜなら、208 条が「傷害するに至らなか
ったとき」としていることから、傷害罪(204 条)は、暴行罪の結果的加重犯と
しての性質も有していると考えられるからである。
本件では、甲はAの身体に対し何度も足蹴にするなどの不法な有形力を行使し
ており「暴行」といえる。そしてこれにより、Aは倒れて身動きできず、かつ意
識がないほどの身体の生理的機能の障害を負っており、甲はAという「人の身体
を傷害した」といえる。
(3)もっとも、甲は、Aにより背後から肩付近を金属バッドで殴打されたこと
により、自己の生命・身体を守るため暴行に及んでおり、正当防衛(36 条)が
成立しないか。この点、本件では甲は自己の法益が侵害されうる状況を自らの落
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度で招いている..