ソーシャルワーカー(以下、ワーカー)とクライエントの関係は、相談援助の結果に影響を与える。また、ソーシャルワークの歴史における社会福祉援助の理論や方法論の変遷、人と環境の交互作用というパラダイムへの変換などが、この援助関係に大きく影響を与えてきた。そして援助関係の検討には、クライエント個人とのかかわりに焦点をあて、ワーカーがクライエントといかに信頼関係を形成するかがその後の援助の効果に影響するとして、クライエントとのラポールの形成が重視されている。
クライエントを取り巻く環境には、ミクロ、メゾ、マクロの3つのレベルがある。ミクロ
・レベルとは、物理的・社会的環境のうち、個人がある一定の期...